長崎甲状腺クリニック(大阪)新着情報[日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 長崎甲状腺クリニック 大阪]
2020.12.29
PM2.5は妊娠中の甲状腺に悪影響
こんにちは。甲状腺(橋本病,バセドウ病,甲状腺エコー等)・動脈硬化・内分泌代謝 専門の長崎甲状腺クリニック(大阪)院長 長崎俊樹です。日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医として甲状腺機能低下症,橋本病,甲状腺機能亢進症,バセドウ病,内分泌などのホットな話題をお届けします。
PM2.5は直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の大気中に浮遊する超微小粒子です。小さいだけなら問題ありませんが、多環芳香族炭化水素・硝酸塩・硫酸塩・アンモニウム塩を含み甲状腺・人体に悪影響を及ぼします。これらは、工場から出る煤煙・自動車の排気ガス・黄砂から発生します。
PM2.5は超微小粒子のため、肺の奥深くまで入り、喘息や気管支炎を悪化、肺がん発症のリスクになります。
PM2.5の甲状腺への影響は、特に妊婦で問題になり、
- 妊娠初期にPM2.5に曝露とされると、血中の甲状腺ホルモン(FT4)値が低下し、胎児の脳神経の発達に影響するとの報告があります。(JAMA Netw Open. 2019 Oct 2;2(10):e1912902.)
- 妊娠後期にPM2.5に曝露とされると、血中の甲状腺ホルモン(FT4)値が低下(Environ Health Perspect. 2017 Apr; 125(4):699-705.)
最近のマスクはユニ・チャームなど薬局で手に入る市販品でも、微粒子捕集効果の高いフィルターを用いPM2.5に対応しているものが多い[筆者は大阪市立大学医学部(現、大阪公立大学医学部) 代謝内分泌内科の業務時にユニ・チャームマスクを愛用していました]。新型コロナウイルスの予防効果に対しても、信頼できます。布マスクは特殊繊維でできたものに限り、PM2.5に有効です。
長崎甲状腺クリニック(大阪)の待合室、診察室にも設置しているシャープの「プラズマクラスター」はPM2.5のみならず、黄砂に付着している細菌やカビの抑制効果もあります。
詳しくは 地球温暖化、PM2.5と甲状腺 を御覧ください。
今日は「PM2.5は妊娠中の甲状腺に悪影響」の話でした。
文責:長崎甲状腺クリニック(大阪)院長 日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 長崎俊樹
PM2.5は直径が2.5μm以下の大気中に浮遊する超微小粒子で、多環芳香族炭化水素・硝酸塩・硫酸塩・アンモニウム塩を含み甲状腺・人体に悪影響。工場の煤煙・自動車の排気ガス・黄砂から発生。妊娠初期・後期にPM2.5に曝露とされると、血中の甲状腺ホルモン(FT4)値が低下し、胎児の脳神経の発達に影響するとの報告あり。 ユニ・チャーム マスクなど微粒子捕集効果の高いフィルターを用いPM2.5に対応。長崎甲状腺クリニック(大阪)の待合室、診察室にも設置しているシャープの「プラズマクラスター」はPM2.5、黄砂に付着する細菌やカビの抑制効果もある。
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長崎甲状腺クリニック(大阪)とは
長崎甲状腺クリニック(大阪)は日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医[橋本病,バセドウ病,甲状腺超音波(エコー)検査など]による甲状腺専門クリニック。大阪府大阪市東住吉区にあります。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,東大阪市,天王寺区,生野区,浪速区も近く