長崎甲状腺クリニック(大阪)新着情報[日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 長崎甲状腺クリニック 大阪]
2015.08.20
喫煙/受動喫煙(副流煙)は甲状腺に害
甲状腺(橋本病,バセドウ病,甲状腺エコー等)・動脈硬化・内分泌代謝 専門の長崎甲状腺クリニック(大阪)からのお知らせです。日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医として甲状腺機能低下症,橋本病,甲状腺機能亢進症,バセドウ病,内分泌などのホットな話題をお届けします。
喫煙は甲状腺機能亢進症/バセドウ病の発症を誘発、治療開始後も抗甲状腺薬(メルカゾール、プロパジール、チウラジール)の効きを悪くし、たとえ甲状腺機能が正常化しても、甲状腺機能亢進症/バセドウ病を再発しやすくします。
甲状腺機能亢進症/バセドウ病女性の喫煙率は、健康女性よりも高く、タバコを吸わなければ発症しなかったのに、吸っていたから発症した可能性が極めて大。
バセドウ病眼症の活動性も喫煙に強く関係し、タバコの本数が多いほど眼球突出度が大きいです。
- 甲状腺機能低下症/潜在性甲状腺機能低下症/橋本病自体で動脈硬化が進み、狭心症/心筋梗塞の発症率が上がります。喫煙はそれを加速させます。
- 橋本病(慢性甲状腺炎)の2.2%が、甲状腺機能亢進症/バセドウ病に移行しますが、出産後甲状腺炎・喫煙が関与するとされます。
受動喫煙;副流煙の害
タバコの煙はすう人より、すわされる人の方が健康上の害は大きくなります(受動喫煙;副流煙の害)
職場や家庭で喫煙者がいれば、バセドウ病を悪化させたり、再発させたり悪影響をもたらします。糖尿病も発症しやすくし、糖尿病性神経障害、糖尿病腎症の糖尿病合併症を進行させます。 動脈硬化も促進し、脳梗塞、狭心症/心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症を起こしやすくします。
詳しくは、 禁煙指導;タバコは甲状腺の病気に悪影響・受動喫煙の恐怖;甲状腺に忍び寄る副流煙 を御覧ください
文責:長崎甲状腺クリニック(大阪)院長 日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医 長崎俊樹
今日は「禁煙指導:喫煙は甲状腺・動脈硬化に悪」の話でした。
長崎甲状腺クリニック(大阪)とは
長崎甲状腺クリニック(大阪)は日本甲状腺学会認定 甲状腺専門医[橋本病,バセドウ病,甲状腺超音波(エコー)検査など]による甲状腺専門クリニック。大阪府大阪市東住吉区にあります。平野区,住吉区,阿倍野区,住之江区,松原市,堺市,羽曳野市,八尾市,天王寺区,東大阪市も近く