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バセドウ病は良くなっても隠れていた病気が・・・[甲状腺 専門医 橋本病 バセドウ病 甲状腺超音波(エコー)検査 長崎甲状腺クリニック(大阪)]

甲状腺:専門の検査/治療/知見②甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 長崎クリニック(大阪)

甲状腺専門の長崎甲状腺クリニック(大阪市東住吉区)院長が海外・国内論文に眼を通して得た知見、院長自身が大阪市立大学 代謝内分泌内科で得た知識・経験・行った研究、甲状腺学会で入手した知見です。

バセドウ病の発見者 バセドウ博士

甲状腺編 では収録しきれない専門の検査/治療です。

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Summary

甲状腺機能亢進症/バセドウ病では、ケガの功名で甲状腺ホルモンが他の病気を抑えていて、甲状腺ホルモンが正常化すると、その病気が現れる。甲状腺ホルモンの交感神経刺激作用で拡張していた気管支が元に戻るため、気管支喘息・非アトピー型喘息・COPD(慢性気管支炎、肺気腫)の出現/再発/増悪が起こる。成人喘息の寛解率10%未満なので、治癒したと思っていても、甲状腺機能亢進症/バセドウ病が治療されると、再出現。過剰な甲状腺ホルモンによる脂肪分解亢進が正常化するため、血中コレステロール(問題は悪玉コレステロールのLDLコレステロール)、中性脂肪(トリグリセリド)が上昇。

Keywords

甲状腺機能亢進症,バセドウ病,甲状腺ホルモン,気管支喘息,非アトピー型喘息,COPD,慢性気管支炎,肺気腫,コレステロール,中性脂肪

甲状腺機能亢進症/バセドウ病甲状腺ホルモン過剰状態では、ケガの功名で色々な病気がマスクされ(甲状腺ホルモンが他の病気を抑えていた)、甲状腺ホルモンが正常化すると現れることがあります。

気管支喘息の出現/再発/増悪

甲状腺ホルモンの交感神経刺激作用で拡張していた気管支が元に戻るため、気管支喘息の出現/再発/増悪が起こりま甲状腺機能亢進症と気管支喘息

成人喘息の寛解率10%未満なので、治癒したと思っていても、甲状腺機能亢進症/バセドウ病が治療されると、再出現します。症状改善しても吸入ステロイド剤継続要。ベータ2刺激薬・徐放性テオフィリン薬は交感神経刺激しサイロイドハート(甲状腺による心臓障害)を誘発する危険あり、ベータ2刺激薬単独は死亡率が上昇します。ロイコトリエン拮抗薬はアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎合併に有用で、アレルギー反応を抑える事により甲状腺機能亢進症/バセドウ病の活動性を下げます。

非アトピー型喘息の出現/再発/増悪

非アトピー型喘息はアレルゲン抗体反応がないのに気道に好酸球やリンパ球が浸潤する喘息です。風邪、タバコの煙、大気汚染、気温/湿度の変化、過度のストレスが影響。甲状腺ホルモンの交感神経刺激作用で拡張していた気管支が元に戻るため非アトピー型喘息の出現/再発/増悪が起こります

COPD(慢性気管支炎、肺気腫)の出現/再発/増悪

甲状腺ホルモンの交感神経刺激作用で拡張していた気管支が元に戻るためCOPD(慢性気管支炎、肺気腫)の出現/再発/増悪が起こります。

COPD(慢性気管支炎、肺気腫)の症状は喘息と同じ、慢性気管支炎はベータ2刺激薬吸入で一秒率が改善し難い点で喘息と区別できます。CO肺拡散能(DLco)低下、肺がのび切ったゴムのようになり(肺コンプライアンス上昇)、速く息を吐けなくなります。

長時間作用型ベータ2刺激薬・長時間作用型抗コリン薬(第一選択)・徐放性テオフィリン薬等を重症度に応じて併用。この際、交感神経刺激されサイロイドハート(甲状腺による心臓障害)を誘発する危険があります。急性増悪繰り返す場合、吸入ステロイド剤も併用します。これらは進行を抑制できませんが呼吸困難・運動耐容能は改善します。

禁煙は絶対:肺機能を改善しませんが、進行速度を低下させます。禁煙しないと甲状腺機能亢進症/バセドウ病自体も再発しやすくなります。
呼吸リハビリは低酸素を改善しませんが呼吸困難・運動耐容能は改善します。

喘息-COPD オーバーラップ症候群[asthma-COPD overlap syndrome(ACOS)]

COPDは好中球が主体の気道炎症、気管支喘息は好酸球が主体の炎症ですが、全くの別物ではなく混在していることが多いのです喘息-COPD オーバーラップ症候群[asthma-COPD overlap syndrome(ACOS)]。

喘息、COPD単独の場合と同じように喘息-COPD オーバーラップ症候群も、甲状腺機能亢進症/バセドウ病の改善により、に悪化し、逆に甲状腺機能亢進症/バセドウ病が悪化している時ほど軽快します。

COPDの約25%がACOS、喘息患者の約25%もACOS、特に65歳以上の喘息患者は60%以上がACOSとされます。ACOSは喘息、COPD単独と比較し、重篤な急性増悪おこしやすく予後不良です。

高脂血症出現/再発/増悪

過剰な甲状腺ホルモンによる脂肪分解亢進甲状腺と低HDLコレステロール血症/中性脂肪)が正常化するため、血中コレステロール(問題は悪玉コレステロールのLDLコレステロール)、中性脂肪(トリグリセリド)が上昇します。

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長崎甲状腺クリニック(大阪)

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