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甲状腺と精神神経病・甲状腺と頭痛            [甲状腺 専門医 橋本病 バセドウ病 動脈硬化 甲状腺超音波(エコー)検査の長崎甲状腺クリニック(大阪)]

甲状腺:最新・専門の検査/治療/知見②甲状腺専門医 橋本病 バセドウ病 長崎クリニック(大阪)

甲状腺の、長崎甲状腺クリニック(大阪市東住吉区)でしかできない検査/治療・当院ホームページでしか得られない情報が満載です。これらは、院長が最新の海外論文に眼を通して得たもの、院長自身が大阪市立大学 代謝内分泌内科で行った研究、甲状腺学会で入手した知見です。

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甲状腺と関連の深い炭酸リチウム(商品名リーマス)

炭酸リチウム(商品名リーマス)は、甲状腺と関連の深い薬です。うまく使えば治療になるし、精神神経科・心療内科で漫然と長期間投与され、甲状腺障害をおこすこと多々あります。

Summary

甲状腺と精神神経病、甲状腺機能亢進症/バセドウ病の精神異常、甲状腺機能亢進症/バセドウ病に似ているADHD(注意欠陥/多動性障害)、炭酸リチウム(リーマス)と甲状腺機能低下症/無痛性甲状腺炎、甲状腺とセロトニン、うつの関係、甲状腺機能低下症のような転換性障害を解説します。

甲状腺機能亢進症/バセドウ病の精神異常(バセドウ精神病)

甲状腺機能亢進症/バセドウ病の精神異常(バセドウ精神病)

甲状腺機能亢進症/バセドウ病は、甲状腺ホルモンが多い事により精神症状をおこすことがあります。精神疾患と間違われ、精神科・神経科・心療内科で治療されているケースもよくあります。 甲状腺機能亢進症/バセドウ病では気分がハイになり、ハイになり過ぎると情緒不安定、易怒性、不眠、双極性障害(そううつ病)のようになります(バセドウ精神病)。未治療甲状腺機能亢進症/バセドウ病の約40%に不安・抑うつがあるとされます。(第54回 日本甲状腺学会 P071 バセドウ病未治療患者における治療とうつ、不安症との関係についての検討)

特に高齢者(もちろん若年者、中高年でも)甲状腺機能亢進症/バセドウ病の場合、異常に亢進した体の新陳代謝に耐えられず、うつや不安など精神神経症状おこすことが多いです。

甲状腺機能亢進症/バセドウ病では大脳辺縁系・前頭葉の糖代謝が低下し、うつになりやすいとされます。

甲状腺機能亢進症/バセドウ病治療開始後に精神症状出現

甲状腺機能亢進症/バセドウ病治療開始後に精神症状出現することあります。その理由として、

  1. 甲状腺ホルモンの急激な正常化によって血中カルシウム(Ca)が骨へ吸収され(hungry bone syndrome)、低カルシウム(Ca)血症になると抑うつや神経症など精神症状が出現
  2. 抗甲状腺薬の投与初期では、甲状腺ホルモンの急激な変化によって統合失調症や興奮性精神病のような症状をおこすことが報告されています。(Psychosis after acute alteration of thyroid status. Psychol Med 1971;1:
    260-2.)
  3. 甲状腺ホルモンから心臓を保護する目的でプロプラノロール(インデラル®)投与すると、精神症状が助長される報告があります(Psychosis with ordinary doses of propranolol. Ann Intern Med 1979;90:938-9.)

甲状腺クリーゼの中枢神経症状/意識障害

甲状腺クリーゼの中枢神経症状/意識障害で、幻覚(幻視・幻聴)・妄想おこすことあり。強迫性障害・妄想性障害と誤認される可能性あります。甲状腺クリーゼが解除され、甲状腺ホルモンが正常に近付くと、症状は消失します。(第54回 日本甲状腺学会 P215 幻覚などの精神症状を主訴とした甲状腺クリーゼ1例)

抗うつ薬デュロキセチン(商品名サインバルタ)で大変な事に

甲状腺機能亢進症/バセドウ病で甲状腺ホルモンが正常化していない、あるいは正常化して間がない状態のうつ状態で、抗うつ薬デュロキセチン(商品名サインバルタ)使用すると大変な事になります。

うつ薬デュロキセチン(商品名サインバルタ)は、セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬で、血中のセロトニン・ノルアドレナリンが上昇し、甲状腺ホルモンの作用が増強され甲状腺機能亢進症/バセドウ病悪化します。心拍数増加,不整脈出現、収縮期血圧上昇,高拍出量性心不全、タコつぼ型心筋症、甲状腺クリーゼおこす危険があります。

甲状腺機能亢進症/バセドウ病の心理テスト

バセドウ病 バウムテスト

甲状腺機能亢進症/バセドウ病の心理テスト(投影法:バウムテスト)の結果を、臨床心理士の方が報告されていました。「甲状腺機能亢進症/バセドウ病の方は、自分の感情を意識し難く、不安定な心理状態で社会に適応しようとし、過剰適応も引き起こす可能性がある。」と言う結論でした。

甲状腺機能亢進症/バセドウ病のバウムは、一見、形が良さそう(社会適応)ですが、樹冠が閉じきらず、実は不安定な内面を表しているそうです。

「臨床心理士のための甲状腺疾患入門」より

甲状腺機能亢進症/バセドウ病と精神的ストレス

精神的ストレスが、甲状腺機能亢進症/バセドウ病の発症・増悪・(抗甲状腺薬の)治療抵抗性に深く関係するのは、よく知られたことです。

抗不安薬、向精神薬を抗甲状腺薬と併用すると甲状腺機能亢進症/バセドウ病が沈静化しやすくなります。

しかし、抗不安薬、向精神薬を飲むのに抵抗ある方も多いため、長崎甲状腺クリニック(大阪)では、抗ヒスタミン作用で少し眠くなるような花粉症の薬(抗アレルギー薬)で代用します(アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎も甲状腺機能亢進症/バセドウ病の発症・増悪因子であるため、一石二鳥です)。( 甲状腺とアレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎 )

甲状腺機能亢進症/バセドウ病に似ているADHD(注意欠陥/多動性障害)

ADHD(注意欠陥/多動性障害)は、精神科/神経科/心療内科で扱われる発達障害で

  1. 多動性:落ち着きがなく、貧乏ゆすりをする、しゃべり出すと止まらず、他のことを忘れて自分のことばかりしゃべる
  2. 衝動性:思ったことをすぐに口にする・衝動買いをする
  3. 不注意:
    ・仕事などでケアレスミスを連発
    ・忘れ物が多い
    ・約束/時間を守れない
    ・計画性がない

など、小児甲状腺機能亢進症/バセドウ病のような症状が大人におこる病気です。甲状腺機能亢進症/バセドウ病が、精神科/神経科/心療内科でADHDと間違えられ、精神安定剤で治療されている事あります。

また、難病指定された甲状腺ホルモン不応症(レフェトフ症候群)の可能性もあり、いずれにせよ甲状腺ホルモンを測定する必要があります。

良くも悪くも炭酸リチウム(商品名リーマス)と甲状腺

そう病治療薬の炭酸リチウム(商品名リーマス)は甲状腺と関連の深いくすりです。ヨードと同じように、[NIS(ナトリウム-ヨード シンポーター)から]甲状腺ホルモンをつくる濾胞細胞に取り込まれ

  1. 3-5%で甲状腺機能低下症
  2. 長期服薬で無痛性甲状腺炎(痛みを伴わない甲状腺の亜急性破壊)を誘発

などを起こす反面、

  1. 甲状腺クリーゼの治療に有用
  2. 甲状腺癌全摘出後の131-Iアブレーションで、131-Iの遺残甲状腺分化癌への取り込みを促進
  3. 甲状腺機能亢進症/バセドウ病の131-Iアブレーションまでの待機期間、抗甲状腺薬(メルカゾール、プロパジール、チウラジール)が副作用のため使用できない時に有用。131-Iの甲状腺への取り込みも促進。

甲状腺機能低下症とうつ病---セロトニンが関与?

甲状腺機能低下症とうつ病

  • セロトニンは人間の精神活動に影響し、うつ病や神経症の原因の一部は脳内セロトニンの低下です。
    甲状腺機能低下症では、脳の低下したセロトニン反応が甲状腺ホルモン補充療法によって改善したとの報告があります。甲状腺ホルモン投与により、縫線核領域のセロトニン(5-HT2)受容体の感受性が改善、うつ症状を改善させると推論されます。
  • うつ薬デュロキセチン(商品名サインバルタ)は、セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬で、脳内のセロトニン・ノルアドレナリンが上昇し、甲状腺機能低下症/潜在性甲状腺機能低下症のうつ症状を改善する可能性あります。しかし、血中のセロトニン・ノルアドレナリンも上昇し、甲状腺機能低下症/潜在性甲状腺機能低下症により動脈硬化が進行していると、狭心症/心筋梗塞を誘発する危険があります。

甲状腺機能低下症/橋本病の心理テスト

甲状腺機能低下症 橋本病 バウムテスト

甲状腺機能低下症/橋本病の心理テスト(投影法:バウムテスト)の結果を、臨床心理士の方が報告されていました。「貧弱でいびつな樹」で、全身の代謝が低下した低活動性・低意欲を反映します。抑うつ・神経症に通ずるものです。

「臨床心理士のための甲状腺疾患入門」より

転換性障害:甲状腺機能低下症のような心の病気

転換性障害は、転換性ヒステリーと呼ばれていた精神の病気です。筋力低下・立てない歩けない(クララの足)、話せない、嚥下困難・咽頭部に球状の物がつまる感じ(ヒステリー球)など甲状腺機能低下症のような症状ですが、体の異常は一切ありません。

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